プリウス

プリウスは、ご存じの通りトヨタの世界初の量産ハイブリッド車で、この車の出現がその後の自動車業界のトレンド作ったといっても過言ではない大きな影響を与えました。

初代発表時（1997年）の燃費は同程度クラスのガソリン車と比較して圧倒的な28km（10・15モード）で衝撃を与えましたが、高い価格も影響して初代はそれほど販売台数は伸びませんでした。

ただハイブリッド車普及のベースを作ったという意味合いでは間違いなく大成功だったと言えます。

セールス的に花開いたのは２代目以降で、日本国内での販売ランキングの上位を維持し続ける最も売れる車の一つとなりました。（2009-2011年まで3年連続販売台数首位）

地球温暖化対策など世界的に環境負荷低減への取り組みが推進される中、アメリカ有名俳優のディカプリオなどをはじめしたセレブが環境問題に関心があることを示すのにプリウスに乗っていることがしばしば報じられるなど、環境負荷の低い車としてブランディングが成功して、３代目の現在においても世界的に好調なセールスを維持しています。

日本市場における販売実績では2015年時点ではアクアに次ぐ２位でしたが、2015年12月のフルモデルチェンジされた4代目発売以降は、プリウスが首位に返り咲いています。

プリウスは最も売れる車種の一つということで、当然のことながら中古車市場での売買も活発です。

プリウスの買取査定相場の参考値として、下の買取査定口コミ情報を見てみたいと思います。

中古車売買が活発なだけあって、多くの他車種に比べて口コミ件数がかなり多くなっています。

査定時期が直近1年程度の口コミを整理してみると、4～7年落ちの件数が多い状況です。（買い替え等で売却ニーズの高まる頃だからでしょう。）

5年落ちの査定価格でみると、S”LEDエディション”で80～120万円、G”LEDエディション”で70～104万円と結構差が出ていますが、他の年式で見ても、同じグレードでも査定価格差は結構あります。
一番大きな評価差の要因は走行距離で、その他にタイミングや買取業者のスタンスなども影響していると思われます。

10年落ち以上の低年式車になってくると、10-30万円程度がコアな査定価格帯ですね。走行距離等の評価減が大きければ数万円レベルの査定の可能性もありそうです。

今後については、プリウスが最も売れた2012年式（31.8万台）が5年落ちとなる2017年に中古車流入のピークを迎えそうですが、そうなると中古車在庫のダブツキが多くなって、査定価格がつきにくい状況になりますから、乗り換えを検討している人は、早めの売却を考えておいた方がいいかもしれません。

プリウスを少しでも高く売りたいなら、新車購入のディーラーへ下取りに出したり、一つの買取業者の査定だけで決めるようなことは避けましょう。

必ず複数の買取業者から査定（できれば5社以上）をとって、比較検討の上プリウスの売却先を決めて下さい。
（買取業者の押しの強い営業マンの中には「今ここで決めてくれたら、この金額までつけます。」みたいな営業トークをしてくる人もいるかもしれませんが、基本的に全ての買取業者の査定価格と信頼度の情報が揃った段階で結論を出して下さい。）

複数の査定をとるのは確かに時間と手間がかかりますが、それによって数十万円の査定差がつく可能性があるとしたら、行動するしかないんじゃないでしょうか。

脅かす訳ではありませんが、数十万円の査定価格差が出ることはよくあることなので、より高く査定評価してくれる買取業者に出会うためにも、なるべく多くの査定をとって下さい。

複数査定の面倒くささを軽減するには、ネットの中古車一括査定サイトの利用が便利です。

特に管理人がおすすめしているサイトは「かんたん車査定ガイド」です。

このサイトは入力項目が比較的少なくて「かんたん」に利用できますし、実際に査定してもらう前に概算の査定価格ならすぐに確認できるという他のサイトにはないメリットがあります。

あなたのプリウスの高額査定を実現させるために、このサイトの活用から第一歩を踏み出しましょう！

（上記コメント：2016年後半時点）